裏磐梯2日目の朝はまずまずのお天気で磐梯山には雲がかかっていますが、雨はなんとか回避できそう。
2日目の釣りは、里見さん達と開豁な山地渓流へ向かいました。
同行の風来坊さんと私は、少し下流から入渓準備。
おっと、ここで忘れ物に気がつきました。風来坊さんの車に釣具を移し替える際に、なんとリールと偏光グラスを忘れていました
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風来坊さんが予備のリールを貸して下さり、危うく助かりましたが偏光グラスはアウト。裸眼でやるっきゃありません。
気を取り直して、入渓。
抜けるような青空。
きらめく樹木の葉が、白い夏雲に映えて深呼吸したくなるような山地渓流。
夏のイワナ釣りはこうありたい。
ところが、釣り始めて約1時間、反応がありません。
陽光にきらめく水面、飛沫ほとばしる清冽な水に裸眼は少々辛い。
最初の1尾は、やはり風来坊さん。瀬尻の肩からいいイワナをヒットさせました。
この方、相当の上級者です。
スピードに乗った舟形ループのキャスティング、力強いラインからロングティペット先端の#12パラシュートがポイントに吸い込まれて行きます。見ているだけで惚れ惚れしちゃいます。
風来坊さんがさらに数尾ヒットさせた頃、バラしが続いていた私のバンブーロッドがしなり、やっとひれピンのニッコウイワナ23cmを釣り上げることができました。
フライは#12スティミュレーター。
ゆっくり撮影をして流れにイワナを送り、青空に深呼吸。
ポタポタ流れ落ちる汗をぬぐいながら「あぁ〜、来てよかったぁ」これが僕の夏の目標でした。
この辺りから、魚影が濃くなってきた手応えを感じました。
にもかかわらず乗りません。(汗;)
いよいよ最終章…
開きからついに出た尺イワナをバラしてしまいました。
ゆっくり底に沈む迫力ある魚体、二度と浮上しませんでした。
今日はこれまでと観念。
いい流れはまだまだ続くのですが、持病の座骨神経痛の腰が悲鳴をあげているのです。
余裕を持って16時退渓。上流へ行った里見さん達はまだやってるようです。
今日の釣果はあのイワナ1尾。(もったいない?)
いえいえ、こんないい川でイメージした通りに美しいイワナが出てくれた。
すべて期待通り、充分満たされました。
お宿に戻り先ずは一風呂浴びて、夕食前の小一時間ベッドに横たわると、涼風が身体を包み込んでいい気持ちでした。
夕食の最初も冷えた生ビール。クゥッ〜! 旨い。 喉に染み渡ります。
このビールを味わうために汗だくになって岩を乗り越え、イワナを釣ってきたのです。まさに桃源郷!
やがて里見さん達が帰って来られました。お連れさんが33cmのイワナを釣ったとのこと、満面の笑顔に皆でおめでとう(^-^)/
この日、妻はお宿近くの池でじゅんさい摘み体験をさせてもらって、たくさんの収穫があり、お土産に持って帰ることができました。後日のお楽しみです!
2日目の夜も、美味しい料理と酒に笑顔が弾け、幸せな夜のひと時でございました。
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